Z世代を育てたいなら、まず「3年目社員」を輝かせよう

新人育成に力を入れても、なぜ辞めてしまうのか?

「新人育成に注力しているのに、思うように定着しない」 

「制度も整えて、環境も悪くないはずなのに……」 

そんな悩みを、企業の人材育成ご担当者からよく耳にします。 

私も研修講師として多くの若手社員と接していますが、 「目指す先が見えない」という声は、年々増えている印象です。

目次

Z世代が会社に求めているのは「働きやすさ」よりも「成長の予感」

先日、私も登壇させていただいた法人向け研修サービス「Air Course」主催 

青山学院大学名誉教授・山本寛先生の 

「Z世代の人材育成どうしてる? Z世代の特徴や価値観を踏まえた人材育成の最適解!」『人材育成お役立ちセミナー』 を拝聴する機会がありました。 

気づいたら終わっていた!と感じるくらい学び深い内容でしたが、 中でも印象に残ったのが、Z世代が働く場所に求めているのは 「働きやすさ」よりも、「自分が成長できるかどうか」という視点というお話です。 

まさに最近、若手社員が「ホワイト企業だから」 という理由で退職したというニュースを目にしたばかりだったので、 妙に納得感がありました。 

山本先生は、この「成長できるかどうか」という感覚のひとつを 「成長予感」と表現されていました。 

その「予感」を生み出す鍵となるのが、 3年目社員という「ちょっと先の先輩」の存在なのです。 

ロールモデルになるのは、課長ではなく「3年目の先輩」

新人にとって、課長や部長はまだまだ遠い存在です。 

どれだけ素晴らしい上司がいても、 「自分もそうなれる」とはなかなか想像できません。 

でも、3年目くらいの先輩社員ならどうでしょうか。 

・ちょっと前まで新人だった 

・少しずつ成果を出して現在がある 

・自分の少し先を行っている 

そんな等身大の先輩が目の前で輝いていると、 「私もこうなりたい」と未来が描けるようになります。 

これこそが、新人にとっての「成長予感」です。 

3年目がいない組織に、キャリアパスは見えない

実際、「1〜2年目は元気に研修を受けているが、その先がいない」 組織は少なくないと感じています。 

ふと気がつくと、3年目の層がごっそり抜けていて、 次の世代は中途採用の30代後半―― つまり、内部でのキャリアパスが見えない 構造になっているのです。 

若手社員から退職を考えていると相談を受けると 「新人時代、憧れていた先輩はもうみんな辞めてしまったから」 と理由を述べる人の多いこと、多いこと。 

目指す先が消えてしまえば、 「ここにいても未来はない」と感じてしまうのは自然なことです。 

3年目社員が定着せず辞めていく・・ Z世代の新人とどう向き合おうか・・と悩むよりも、 組織としての痛みは、もっと大きなところにあるのではないでしょうか。

新人定着のツボは「3年目を育てること」にある

山本先生の話を聞いていて、私はふと「指圧」を思い出しました。 

肩が凝っているからといって、肩だけを押してもすぐに元に戻ってしまう。 

本当に効かせるには、遠くのツボを押すことが必要なのです。 

新人を定着させたい。 

その思いが強いほど、「新人に直接アプローチしなければ」 と思ってしまいがちですが、 

実は3年目の先輩を育てることが、最も効果的なアプローチかもしれません。 

まとめ:「3年目社員」が新人の未来を照らすロールモデルになる

Z世代は、安心よりも「自身の成長」を重視する世代です。 

それを日々の仕事の中で実感させてくれるのが、 身近な「ちょっと上の先輩」の姿です。 

新人育成の次は、ぜひ「3年目を輝かせること」に 目を向けてみてください。 

それが、Z世代だけでなく社員全体の定着と成長につながる、 最も自然で確かな一歩になるはずです。 

実はいま、そんなキラキラ輝く新任リーダー・マネージャー向けの 教育プログラムを鋭意開発中です。 

完成したら、またこのブログで発表していきますね! 

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