感情が共感を呼び、心を動かす:エモーショナルの力

感情が共感を呼び、心を動かすエモーショナルの力のアイキャッチ

―衆院解散会見をめぐる、鈴木おさむ氏の視点から考える

先日、あるネットニュースが目に留まりました。

とある情報番組で、元放送作家で起業家の鈴木おさむさんが、高市早苗首相による衆院解散の記者会見についてコメントしていた記事です。

高市首相は記者会見の中で、今回の解散の意義について「国民の皆さまにご判断をいただきたい」と語った上で、他党との26年間の連立解消を「さみしい」と表現したという内容。

これに対し、鈴木さんは「今までの政治家、総理にはなかったエモーショナル」と指摘。

さらに、「非常に共感を呼ぶ言葉を、巧みに使っている」と語っていたのが印象的でした。

政策や理屈ではなく、感情をにじませた一言が、聞き手の記憶に残り、心を揺さぶる。

このニュースを読んだ私は、あらためてエモーショナルな言葉の力について考えさせられました。

目次

エモーショナルな言葉は、なぜ心を動かすのか

政治の場であっても、戦略の場であっても、人を動かすのは「気持ち」です。

高市首相が言った「さみしい」というひと言は、理屈ではなく、感情に働きかけるものでした。

この言葉を通して、多くの人が「長年の関係に対する情」や「戸惑い」「決意」など、さまざまな人間らしい感情を想像したのではないでしょうか。

事実や数字は、頭に届く。

でも、感情を含んだ言葉は、心に届くと言えます。

私の現場体験:言い回しひとつで、人の反応は変わる

この「エモーショナルの力」を、私自身も企業の現場で日々感じています。

たとえば、新サービスの案内をする場面でも:

  • 「お得な新サービスのご案内でご連絡しました」
    という言葉より、
  • 「このサービスが社内で共有されたとき、真っ先に〇〇様のお顔が浮かびました。どうしても一番にお伝えしたくて、今日ご連絡しました」

と、お得意様に連絡する営業担当がいました。

モニタリングしていると、相手の反応が明らかに変わるのがわかりました。

情報は同じでも、伝わる「温度」がまったく違うのです。

また、旅行会社の教育コンサルをしていた時は、こんな案内をする担当者にも出会いました。

  • 「お二人でのご利用であれば、少し大きめのお部屋がおすすめです」
    よりも、
  • 「せっかくのお母様とのご旅行でしたら、観光でお疲れのあと、ソファで足を伸ばして過ごしていただける広めのお部屋がよいかと思います」

こちらの想いを込めて言い換えただけで、お客様の頷き方や安心したような笑顔が違うのです。

人気の担当者でした。

論理思考の人にも「感情」は届いている

もちろん、事実や数字を求める「論理型」の方もいます。

でも、実はそういう方こそ、言葉の裏にある「温度」や「誠意」には敏感だったりします。

「無駄がない言葉」は好まれても、「冷たい言葉」は避けたいものです。

だからこそ、ロジックの中にも、ほんの少しの「情」をそえる工夫が必要なのです。

感情が伝わると、「信頼」が生まれる

言葉に感情がこもると、「この人は自分のことをちゃんと見てくれている」という信頼が生まれます。

これは、営業でも講師業でも、接客でも変わりません。

相手の立場や状況、思いに寄り添った言葉選びができる人は、結果として「この人から買いたい」「この人に任せたい」と思ってもらえるのです。

AI時代こそ、エモーショナルは人の武器になる

情報や提案の正確性、スピード感、データ量。

こうしたものは、今後ますますAIの得意分野になっていきます。

でも、人間にしかできないことがあります。

それは、相手の小さな表情の変化や沈黙の空気を読み取り、その場に最適な「言葉」を紡ぎ出す力です。

「何を言うか」と同じくらい、「どう言うか」「どんな気持ちを伝えるか」が問われる時代。

だからこそ、これからの時代に必要なのは、ただの話し方スキルではなく、

「心を動かす言葉を使える力」です。

最後に

伝えたいことがあるなら、事実だけで終わらせない。

その向こうにある、「あなたの気持ち」を込めて伝えてみてください。

たったひと言で、人の心は動き出します。

そしてその言葉は、きっとあなたの信頼や選ばれる理由にもつながっていくはずです。

そうは言っても、それが難しい・・という方は、これからもブログやYouTubeでヒントをお伝えしていきます。

うちの社員にも、その力をつけたいという企業のご担当者様は、いつでもご連絡をお待ちしています。

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